無料で電話もできるチャットツール「LINE」を現在使用されてますか?

おそらく90%以上が使用していると答えるでしょう。

LINEは月に8400万人もの日本人が使用していると言われるほど普及しており、もはやわたしたちの生活に必要不可欠なツールとなりつつあります。なぜこれほどまでに人気が出たのでしょうか?

今回はこの謎に迫りつつ、その他のチャットツールについてもご紹介いたします。

LINEはなぜSkypeを抑えて日本国内で首位にのし上がったのか?

LINEのサービス展開が始まったのは20116月頃です。その頃には既にSkypeもカカオトークも存在しており、チャットツールとしては後発組のツールに当たります。

2003年 「Skype」 ベータ版を公開

2009年 「Whatapp」 提供開始

2010年 「カカオトーク」リリース

2011年 「Line」リリース

チャットツールは他にもwhatsappdiscordViberと様々なツールが存在しますが、こと日本においてLINEは「CLOSING THE DISTANCE」をテーマに日本人口のうち60%以上の人が毎月使用しており、ずば抜けた普及を遂げました。

Skypeやカカオトークが元々人々の間に浸透していったのはチャットだけではなく、無料通話もできたからだと思われます。この機能は「VoIP:Voice Over Internet Protocol」と呼ばれており、今はほとんどのチャットツールで搭載されています。

Skype2006年頃には既にビデオチャットを実現しており、LINEよりも5年も早い段階で普及させました。それにもかかわらずLINESkypeより浸透したのは恐らくはその使いやすさからだろうと言われています。

2011年頃は丁度スマートフォンが普及し始めた頃で、201111月にはLINETV CMを通じて宣伝しました。 スマートフォンを通じて無料で電話できるということでLINEは急激に伸びていき、たった一年間で月間使用者は2000万人を超えました。そして今や8400万人以上の方に利用されるチャットツールとなりました。

今後のチャットツールで求められることととは?

チャットツールはLINE以外にもchatwork,slack,facebookでもチャットはできますし、twitterではツイートを通じて誰とでも会話はできるし、DMを通じてクローズドなチャットもできます。もはやチャット以外のその他の機能を付けなければユーザー満足度を高めることは難しくなってきています。

例えばLineで言えば、myBridgeというオンライン名刺機能を導入して、名刺の写真を撮ってから詳細情報の登録まで簡潔に終わらせるように機能を追加しました。

元々Skypeでは、人の連絡先を入れようと思ったらID等から検索して入れる必要がありましたが、LINEだと、「ふるふる」や「QRコード」があれば一瞬で入れることができます。他にも、電話番号さえ登録されていれば自動で登録が完了する機能もあります。

もはやチャットさえできればユーザー数が自動的に伸びる時代では無くなってしまったと言えるでしょう。

Lineにはない便利な機能を持つチャットツールのご紹介

多くの日本人がLineを使用していますが、実際のところLine以外にも様々なチャットツールが存在します。日本国内だけで見るとLineが圧倒的なシェアを持っていますが世界的に見ればWhatsappのほうが遥かにユーザー数が多いです。ここでは、その他のチャットツールについてご紹介いたします。

WhatsApp

基本使用料は無料

特徴:世界におけるユーザー数が20億を超えるチャットツールです。

運営会社はWhatsApp Incというアメリカの会社で、2014年にFacebookに買収されました。WhatsAppのアプリでは、チャット画面の上部に相手の「最終接続」状況が分かる仕組みとなっており、読んでいないのか、単に無視しているのか分かるようになっています。

WhatsAppはこちら

Slack

基本使用料は無料

特徴:LINEとの大きな違いとしては、個人のプライベートなトークも管理者であれば確認ができることです。通常LINEやその他のチャットツールでもグループトークは作れたとしても、そこから知り合ったメンバーの個人的なトークを管理者が確認することはできません。しかし、Slackの管理者の場合は、プライベートメッセージをダウンロードすることで確認が可能です。プライベートとは言え,Slackはくまでもビジネス的な使用を目的としたツールですので、下手なことは言わないようにしたほうがいいでしょう。

また、Google DriveTwitter等のアプリをSlackと連携することができるなどその他のAppとの親和性が高く、工夫次第で業務の効率化が図れます。

Slackはこちら

Chatwork

基本使用料は無料

特徴:日本国産のビジネス用チャットツールで操作性が非常に優れています。

「タスク」では、タスクを作成して、自分もしくは相手に仕事を振ることができます。納期を設定することもできるし、作成後すぐに何をすべきか画面に出てくるので外注業者をコントロールする上で非常に役に立つ機能です。Google Spread Sheetで請求書や、社内ルールなどを「Description」欄にURLを貼っておけば便利に機能するでしょう。是非一度使ってみてはいかがでしょうか。【Chatwork(チャットワーク)の意外と知られていない便利機能・小技集はこちら

Chatworkはこちら

まとめ

今回の記事ではLineが普及した理由やLINEが持つチャット以外のツール等について記事にいたしましたがいかがでしたでしょうか。もはやツールにチャット機能があるのは当たり前の時代です。いかにビジネスマンや学生などにとってチャット以外の機能が使いやすく便利なものなのかが重要になるでしょう。今後のチャットツールの開発に目が離せませんね。