近年、リモート業務の需要は急速に高まっています。そのため、Zoom会議が必須となった企業もかなり多いのではないでしょうか。

しかし慣れないZoom会議では、上手くいかないと感じる方も多いはず。顔が見えず緊張してしまったり、焦ってしまい次々と失敗してしまうなど…「緊張」によるトラブルは多いものです。今回は、そんなZoom会議の場をほぐす「アイスブレイク」についてご紹介します。

“アイスブレイクとは、氷を解かすことの意味。初対面の人同士が出会う時、その緊張をときほぐすための手法。集まった人を和ませ、コミュニケーションをとりやすい雰囲気を作り、そこに集まった目的の達成に積極的に関わってもらえるよう働きかける技術を指す。”(引用:https://ja.wikipedia.org/wiki/アイスブレイク)

アイスブレイクの3つのメリット

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さて、アイスブレイクにはどのようなメリットがあるのでしょうか?大きく3つに分けてご紹介していきます。

 

場を和ませる

会議を始める前の空気は、どうしても固くなってしまいがちです。アイスブレイクは、そんな場の空気を和ませることができます。

場の空気が温まっていれば、意見を出しやすくなり会議をスムーズに行えるでしょう。また、初めてメンバーで顔合わせをする際にもアイスブレイクは役立ちます。顔と名前を覚えるのが苦手、といった方でもゲーム感覚で覚えることができるのです。

 

ツールの使い方確認

特に初めてZoom会議に参加する場合、慣れていないためスムーズに行えないでしょう。しかも、オンライン会議では場の空気感が伝わりづらく、質問しづらいということもあります。

そんな場合は、アイスブレイクを挟み操作確認し合いましょう。疑問点をスムーズに解決できます。

 

研修やセミナーでも行える

そしてアイスブレイクは、社内会議だけでなく研修やセミナーの導入としても役立ちます。

 

ビジネスで使える!アイスブレイクの紹介 

ビジネスマンの手に浮かぶ電球マーク

アイスブレイクを行う際のポイントとして、参加人数に合わせたゲームを選ぶことがオススメです。まずは「簡単にできるアイスブレイク」を、少人数向け、大人数向けに分けて紹介していきます。

少人数で使えるアイスブレイク3選

■記憶ゲーム

参加者の名前を覚えることを目的とした、シンプルなゲームです。まず順番を決め、1番目の参加者が自分の名前を言います。その後、2番目の参加者は1番目の方の名前を言いつつ、自分も名乗りましょう。これを一周するまで行うゲームです。一周し終わったら、順番を入れ替えたり、逆回りしても良いでしょう。

 

■7じゃんけん

7じゃんけんは、出した指の合計を7にするというゲームです。オンラインでは画面の前に手を差し出しましょう。グーは1本、チョキは2本、パーは5本。チーム選にしてどこが一番早く7にできるか競ったり、参加人数によって合計点を変えてみても面白いです。

 

■山手線ゲーム

言わずともしれた人気ゲームです。やってみたことのある方も多いのではないでしょうか?ルールは、リズムに合わせて山手線の駅名を言い合うだけ。山手線だと地域が限定されるため、会社近くの路線に変更してみても良いですね。

 

大人数で使えるアイスブレイク3選

■しりとりリレー

制限時間を決め、順番にしりとりをしていきます。その間にタイマーが鳴った人が負け、というルール。大人数でも、短時間でウォーミングアップしたい場合に最適です。

 

■100 を言ったら負け

1から100までの数字を順番に言いあい、100を言ってしまうと負けというルールです。一人3つまで数字を言うことができ、その都度言う数字の数は変更できます。数字を言いすぎても少なすぎても負ける要素があるため、ハラハラドキドキするゲームです。

 

■〇×クイズ

オンライン会議では、参加しているのが分かりやすいよう手で○×を作ると良いでしょう。会議はもちろん、研修などにも使えます。大人数で行うのがオススメです。

 

道具を使ったアイスブレイク2選

ここまで「簡単にできるアイスブレイク」をご紹介してきました。次に、道具を使ったアイスブレイクを2選、ご紹介します。

■マインドマップ

マインドマップとは、一つのテーマから派生させて、マップ状にしていくというものです。オンライン会議では、全員が見れるようにホワイトボードの機能を使うと良いでしょう。

 

■絵しりとり

しりとりの順番に絵を描いていくというものです。ホワイトボードに順番に書いたり、紙に書いて見せ合う必要があるため少人数に向きます。初対面同士でも盛り上がれるためオススメです。

 

注意点 

NGのジェスチャーをする女性

「アイスブレイクとは?」といった疑問は解消されたでしょうか?次に、実際に行う場合の注意点についてご紹介していきます。

 

目的は明確に

目的が曖昧だと、単なるゲームや雑談で終わってしまうことがあります。会議前の緊張ほぐしのためにするのか、初対面同士の交流を目的とするのかなど、事前に決めておくと良いでしょう。

 

全員で参加できるものを選ぶ

アイスブレイクは、全員で参加することで効果を生みます。身内だけで盛り上がってしまうと、会議に一体感は生まれませんよね。誰かが外れてしまったり、特定の人しか知らないものは避けましょう。

 

複数用意

用意していたアイスブレイクがイマイチ盛り上がらなかった!といった場合に、複数ゲームを用意していると安心です。

 

誰かが不快になる行動・発言

アイスブレイクは場を温め、その後の発言をしやすくするためのものです。そのため、マイナスな発言や個人に干渉しすぎる質問は控えたほうが良いでしょう。

 

アイスブレイクをもっと効果的に!ポイント3選

point

ビデオはon

ビデオをonにすることで、相手の表情や空気感が分かりやすくなる、といった効果が。また、人に見られる状態のため、適度な緊張感を保つことができます。雑音が気になる場合は、マイクのみミュートにすることも可能です

 

少人数機能を活用

 Zoomには、ブレイクアウトルームという少人数の機能があります。参加人数が多い場合や、特定のメンバーと親交を深めたい場合に使うといいでしょう。

 

オンライン特有の機能も活用

オンライン会議のソフトには、チャットやホワイトボードの機能が付属している場合があります。オンライン特有の機能も活用すると、アイスブレイクの幅が広がりますね。ぜひ積極的に活用しましょう。

 

いかがでしたでしょうか?アイスブレイクのメリットややり方、効果的な活用方法についてまとめてきました。アイスブレイクを上手く使って、ぜひ社内会議に役立ててください。