2020年のコロナウイルスの流行により、新しい生活様式が日本でも浸透してきました。中でも大きいのはテレワークの普及ではないでしょうか?インターネットを活用したテレビ会議や、クラウドシステムを利用した書類のやり取りにより、会社に出社しなくても仕事を行うことができるようになってきました。しかし、意外とビジネスマンがよく使うものでテレワークにより活用の仕方が変わったものがあります。それが名刺です。名刺は基本的に対面で渡していたと思いますが、今ではQRコードも印刷していろいろな情報を付帯させた名刺を簡単にWeb上で作成することができます。

また、初対面でテレビ会議を行うともちろん渡せませんよね?そんなコロナ渦での名刺交換に対応しているWeb名刺というのもあります。

今回はWeb上で簡単に名刺を作れるサイトや、完全にWeb上で名刺交換できるサイトなどを紹介していきます。

マヒロデザインのデザインメーカー

こちらはWeb上で名刺のデザインを行えるサイトなります。名刺のデザインを外注に任すのもよいですが、なるべくコストを安くした、かつデザインにはこだわりたいという場合にお勧めです。

基本的には全てWeb上でデザインします。もちろん文字や図形などの基本的な機能も備えていますし表裏両方デザインできるので、表は日本語で裏は英語というデザインも簡単にできます。

「一からすべてのデザインは難しい!」という人のためにも、テンプレートが用意されているのでそこからデザインしていけば楽にデザインできますね。もちろん写真なども入れることができるので、企業ロゴを入れたい場合も問題ありません。

欠点としては、誤字や脱字などの基本的なミスや写真が暗いなどの場合は修正はできません。その為、発注する場合はよく確認することが必要です。

費用としては一番安い白黒で100枚100円から、特殊な紙を使用して即日となると100枚1760円などピンキリですので、予算に合わせて柔軟に発注できますね。

マヒロデザインのサイトはこちら

株式会社文創堂のWeb名刺発注システム

こちらのサービスは専用のWeb名刺発注画面に情報を入力して名刺を製作するシステムとなります。特徴的なのは各社員がIDを持つことで、名刺を必要とする社員が自分で名刺を作成することができるという点です。

一般的な会社では名刺を作るのは総務部のような部署に頼んでいると思いますが、そのたびに紙で申請したり、届いた名刺に間違いがあったりすると非常にめんどうですよね?また、部署間でハンコのやり取りが遅かったりするとすぐ名刺が欲しいのになかなか発注されない・・・そのような問題も解決できるシステムです。

特にコロナ渦によりテレワークなどを実施している会社では、いちいち名刺の発注の為だけに会社に行ってハンコをもらうのは本末転倒です。このような状況も相まって、Web名刺発注システムは非常に便利なソフトです。

基本的にソフトをインストールする必要はなく、すべてブラウザベースで作業できるのもメリットです。インターネットさえ接続できればどこからでも名刺作成ができます。

凝ったデザインなどにこだわらなければ、Web名刺発注システムは非常に便利なソフトウェアといえます。

文創堂のサイトはこちら

RIDE MEDIA&DESIGN株式会社のwhoo

WhooはWeb上でとにかくおしゃれな名刺が簡単に作成できるサイトです。そのコンセプト「どんな場面でも自信を持って、自分らしさを表現しよう」が表すように、自分の特徴を際立たせることのできる、おしゃれな名刺を作成することができるサービスです。名刺サイズは5種類、スタイルとしては8スタイルから選ぶことができます。

作成は非常に簡単で、プロが作成してくれたベースのデザインから選び、文字や写真を使用して編集するだけでおしゃれな名刺を作成することができます。

デザインだけでなくグロス加工やマット加工、ほかにも角丸などの選ぶことができます。

費用は少しお高めで20枚3550円くらいの物から、同じ20枚でも5860円の物もあるなど、デザインによって価格はかなりの差があります。この辺は普通の名刺と比べてベースデザインがプロによるものということと、紙の材質などによって大きく変わってくると思います。

値段は若干高いですが自分の気に入った名刺を持ちたい人、例えばフリーランサーや副業で他の人とは違う個性的なデザインの名刺を持ちたい人には、強くお勧めできるサービスですね。

whooのサイトはこちら

マーケロボのWeb名刺

最後に紹介するのはこれから主流になるかもしれない、完全にWeb上だけでやり取りする名刺となります。

マーケロボはMAツールの制作会社です。MAツールとはマーケティングオートメーションの略で、営業活動をオンライン上で効率よく行うソフトウェアのことです。つまり、メール対応や顧客のデータ管理またはアンケートやWebページやメールからのサイト遷移等の情報を得ることで、効率よく営業活動ができるソフトウェの事です。

そのマーケロボが作成しているMAツールの中の一つが「Web名刺」となります。

マーケロボのWeb名刺は従来の紙名刺と違い情報量が非常に多いのが特徴です。従来の紙名刺は基本的には社名、役職、住所、氏名、連絡先などしか記載されていませんでした。そのほかの情報も記載されていることもありますが、ほとんどが会社ごとに違います。中にはニックネームなども記載している会社もあります。

Web名刺はさらに出身地や出身校、プライベートの情報なども記載できます。これらの情報が仕事上役に立つかどうか不安な人もいるかもしれませんが、あなたもたまたま一緒に仕事をした人の出身地が同じだった、出身校が同じだった、共通の趣味を持っていた。そんなことで話が盛り上がった経験はないでしょうか?それによりコミュニケーションの発展が期待できますので決して無駄な情報ではありません。

マーケロボのWeb名刺は非常に作成するのが簡単です。基本的にはアカウントを作成して、テンプレートに従って入力していくだけでWeb名刺が完成します。

使用方法としても、紙の名刺の代わりにQRコードで相手に読み取ってもらうことや、名刺の署名欄にWeb名刺のURLを記載することで簡単に名刺交換をすることができます。

非常に簡単に作成できて、簡単に公開できるWeb名刺はこれからの社会人の名刺の在り方を変えるかもしれませんね。

費用としては1ヶ月無料プランで作成できますので、一度無料プランで使用してみて良ければ有料で使用してみることがおすすめです。

マーケロボのサイトはこちら

まとめ

Web名刺は単に名刺を印刷する事だけでなく、そのデザインを際立たせるような事や、社員に直接お紺わせることで業務効率やペーパーレスを目指すなど方向性はいろいろとあります。はたして自分の求めるものは何なのか?そこをよく考えてサービスを選ぶことが重要です。また、コロナ渦により直接対面せずにビデオ会議などを利用する機会も増えてきます。そのような状況で紙の名刺を作成することは時代に沿った流れなのか?このようなこともよく考えてWeb名刺を有効に利用していきましょう。