プライベートまたは仕事でも、LINEをお使いの方は多いのではないでしょうか?確かにLINEをプライベートで使用するのはとても便利です。

しかしビジネス用途には、さらに便利なビジネスチャットがあることをご存知でしょうか?しかもビジネスチャットには、完全に無料で使えるツールも多く存在します。

本記事では、数多いビジネスチャットの中で無料で利用できるおすすめツール5選を確認しましょう。参考にしてみてください。

ビジネスチャットとは

ビジネスチャットとは、その名の通り、ビジネス用途に特化したチャットツールです。代表的なチャットであるLINE同様に、テキスト(文字)や音声・ビデオ通話でリアルタイムでのコミュニケーションを実現します。ビジネスチャットを利用すると、海外も含めて遠方の人とのリアルタイムでのコミュニケーションや複数でのグループチャットも可能です。そのため、ビジネスチャットはリモートワークに欠かせません。

ビジネスを目的とするビジネスチャットには、ビジネスに必要また欲しい機能が付帯しています。たとえばタスク機能やOffice365を始めとするビジネスツール・アプリとの連携などです。それぞれのビジネスチャットで機能は異なるので、自身や所属する企業・チームが必要とする機能の見極めが求められます。ビジネスチャットは上手に活用すると、単なる連絡手段の役割を超えて、業務効率化をも叶える優れたITツールです。

ビジネスチャット5選 【無料版】

ここでは、数多くのビジネスチャットの中で無料で使用できるおすすめツール5選をご紹介します。

詳細を確認すると、魅力的な無料ビジネスチャットツールは多くあります。しかし特に特別なニーズや希望がない限り、ChatworkかSlackを選ぶと良いでしょう。

ビジネスチャットの人気を二分しているChatworkとSlackを、ビジネス相手が使用している場合が多いからです。ChatworkとSlackも含め、それぞれに便利な利点があるビジネスチャットツールを確認しましょう。

Chatwork

Chatworkスクリーンショット

Chatwork株式会社が提供するビジネスチャットである「Chatwork」は、機能の充実が評判のツールです。国産のビジネスチャットで無料で使用できるので、日本国内では高い信頼度があります。2011年のサービス開始後から導入企業数は増え続け、国産のビジネスチャットツールでは最も利用されています。

200,000社以上が利用していることが、Chatworkの機能性と信頼度を如実に表しているでしょう。またChatworkを導入している企業の業種は様々で、業種に関係なく便利な無料のビジネスチャットであることが伺えます。

Chatworkの最大の特徴は、タスク管理のしやすさです。Chatworkではタスクの依頼や添付ファイル付きでの納品が可能で、納期も表示されます。よって多数の並行するプロジェクトを抱えているチームや外注委託が多い企業にもおすすめです。Chatwork上で片付けるべきタスクの管理ができるので、タスクのやり忘れや漏れを防止できるでしょう。

Chatworkを利用すれば、業務の効率化が実現できるのはお墨付きと言えます。

Chatwork

Slack

slackのスクリーンショット

「Slack」はアメリカ合衆国発のビジネスチャットツールで、2013年の登場以降世界中で導入企業は増え続けています。日本版のSlackのリリースは2017年11月ですが、やはり日本でも導入企業は増加の一途で、今や世界第2位のSlackユーザー数を誇ります。

「フォーチュン100」に選出された企業の中で、実に65社がSlackを利用していて(有料版)、特にIT系にとっての実用性の高さが伺えます。アメリカ合衆国発だけあって、Slackは特に海外とのやり取りが多い企業やIT系・エンジニアからの支持が高いです。

Slackの最大の特徴は、Twitterやメールを含めた1,500以上のアプリとの連携機能の充実です。Slackは業務をこなす上で必要なツールを1箇所に集めることで、業務の効率化を図ります。同時に、Slackは無駄なミーティングやメールの削減も目指しています。

またSlackではプロジェクトごとにチャンネルを作成できるので、各タスクを管理しやすいでしょう。無料版では閲覧・検索は直近の10,000件のメッセージまでです。

Slack

Microsoft Teams

mircosoftteamsスクリーンショット

「Microsoft Teams」はMicrosoft社が開発したビジネスチャットツールで、Office365愛用者にとてもおすすめです。日本ではrhipe Japan株式会社が、販売代理店として提供しています。

無料版でも無制限でチャットができる点が特徴で、音声とビデオの通話にも対応しています。よって、Microsoft Teamsでweb会議も実施可能です。さらにMicrosoft Teamsではチーム内のチャットだけでなく、資料やボイスメモも一元管理できるので、情報の見落としを防ぎ業務効率化を図ります。

加えてMicrosoft Teamsでは、プロジェクトごとにチャンネルを作成できます。また、一度にまとめて複数のチャンネルにメッセージの投稿が可能です。対応を急ぐ場合は繰り返し通知できる機能もあるので、大きなプロジェクトを複数のチームでこなす際は特におすすめのツールでしょう。

Microsoft Teamsは二段階認証や保存データの暗号化などに対応しており、セキュリティ面も安心です。また53言語に対応しているので、あらゆる国や地域とやり取りをする個人やチーム・企業には便利でしょう。無料版では個人用は2GB、チーム用は10GBのファイルストレージなので、チーム人数が多い場合は有料版の検討が必要です。

Microsoft Teams

LINE WORKS

LINE WORKSのスクリーンショット

チャットツール「LINE」でお馴染みのLINE社が提供する、ビジネスチャットツールが「LINE WORKS」です。

LINEと同じ感覚で使用できるので、LINE WORKSは使い方を覚える必要がありません。

LINEと異なり、次のようなビジネスで求められる機能も備えています。

・ファイルや資料を保存・閲覧できるDrive機能

・カレンダー機能

・掲示板機能

無料版では音声やビデオ通話は1対1でしか行えず、ストレージ容量も5GBまでという制限がデメリットです。しかし無料のビジネスチャットで、最大100名まで利用できる点は大きなメリットと言えるしょう。

LINE WORKS

Workplace

Workplaceのスクリーンショット

「Workplace」はFacebook社が提供するビジネスチャットツールで、「Messanger」と同様の感覚で使用できます。

グループチャットや音声・ビデオ通話ができるので、Workplaceはweb会議でも使えるサービスでしょう。

無料版ではチームを50グループまで作成でき、ストレージは1人につき5GBまでです。

Workplace

ビジネスチャットは無料でも便利すぎる!

ビジネスチャットは無料でも大変便利で、業務効率化につながります。それぞれのビジネスチャットで利点があるので、欲しい機能を見極めて自身や自社に合うビジネスチャットを選びましょう。

特にこだわりがない場合はChatworkかSlackを導入すると無難です。しかし他のご紹介した3種のビジネスチャットとも合わせて、参考として比較してみることをオススメします。ご自身に合ったビジネスチャットを選択してみてはいかがでしょうか?