近年、オンライン会議の需要が増え始め、オンライン会議用も様々なサービスが展開するようになりました。オンライン会議は、場所を選ばずにいつでも会議を行えるメリットがあり、それらをサポートする会議ツールが多すぎてどれを選べばいいか悩むことがないでしょうか。そこで今回は、有名な会議ツール「Zoom」と「GoogleMeet」の使いやすさや特徴を徹底比較します。
目次
ZoomとGoogleMeetの特徴は?
「Zoom」と「GoogleMeet」のそれぞれの特徴について紹介します。両サービスは、それぞれ異なった特徴があるので、目的や環境に合わせてサービスを導入することが大切です。
Zoomの特徴

出典元:Zoom
テレビ電話やオンライン会議に特化したアプリ「Zoom」。企業のテレワークが進み、オンライン会議の需要が増え、それの際にメディアやネットで注目されたのがZoomです。
テレビやニュースでも『Zoom』を聞いたことがあるでしょうが、そのZoomの最大の特徴は、様々なOSからオンライン会議を行える点です。パソコンやスマホ、タブレットからいるでもどこでもオンライン会議を行える魅力があります。
また、Zoomには他のオンライン会議用のソフトやアプリにはあまりないレコーデンィング機能や画面共有機能、メンバーをいくつかのグループに分けられるブレイクアウトルーム機能など、会議ツールとして特化した機能が豊富です。
GoogleMeetの特徴

出典元:Google Meet
GoogleMeetは、2020年5月からすべてのGoogleアカウントユーザー向けに提供されたオンライン会議・オンライン電話が行えます。これまでG Suite利用者向けに提供されてきましたが、一部の機能を無料や有料プランでもブラウザから利用できるようになりました。
GoogleMeetの最大の特徴は、安全性が高い上に簡単に会議を行える所です。2段階パスワードや10列以上の複雑な会議コードを利用することで、不正にログインや会議中に乗っ取られることはありません。
また、Googleが展開しているサービスと共有することができるため、Googleアカウントさえあれば様々な機能やサービスと紐付けすることができ利便性が高いです。たとえば、会議のスケジュールはGoogleカレンダーに入れるだけで、自動でGoogleMeetのURLが生成され、カレンダーの日付や時刻、参加の名前などが追加されます。
ZoomとGoogleMeetを徹底比較
「Zoom」と「GoogleMeet」にはどのような違いがあるでしょうか。
両方のサービスを「最大参加人数」「料金プラン」「接続時間」の3つを徹底的に比較してまとめてみました。
両サービスを比較してどちらを利用するか参考にしてみてください。
ZoomとGoogleMeetの最大参加人数を比較
Zoom | GoogleMeet | |
最大参加人数 |
Basic無料版:100人 Pro:100人 Business:300人 Enterprise:500人 |
Googleアカウント:100人
Basic:100人 Business:150人 Enterprise:250人 教育機関向け:100人 |
ZoomとGoogleMeetの両サービスを比較して、最大の参加人数は、Zoomは最大500人、GoogleMeetは最大250人と、Zoomの方が人数が多いです。両サービスとも無料版は、100人まで参加することができ、有料プランになると追加で参加人数を増やすことができます。
また、ZoomとGoogleMeetともにライブストリーミング配信を行うことができ、最大10万人まで参加人数を追加できる機能があります。大規模なセミナーや研修用などに活用することができ、当日参加できない人にデータを転送できるように録画機能もついているのです。
ZoomとGoogleMeetの料金プランを比較
Zoom
GoogleMeet
料金プラン
Basic無料版:無料
Pro:2000円/月(〜9人)
Business:2700円/月(10〜99人)
Enterprise:2700円/月(100人以上)
教育機関向け:150ドル/月(20人以上)
Googleアカウント:無料
Basic:680円/月
Business:1360円/月
Enterprise:3000円/月
教育機関向け:無料
ZoomとGoogleMeetには、無料版と有料版があります。
GoogleMeetは、1ユーザーの表示金額になっており、有料版は無料版と比べて、1回の会議の長さや参加人数、セキュリティ面の強化など、ビジネス向けの方にオススメです。
一方で、Zoomの表示金額は、複数のホスト(ユーザー)が利用でき、その分GoogleMeetよりも割高な金額になります。しかし、利用する人数が多ければ、プランによってGoogleMeetよりも安くなることがあるので、利用者にあわせて選択するといいでしょう。
ZoomとGoogleMeetの接続時間を比較
|
Zoom | GoogleMeet |
最大接続時間 |
Basic無料版:40分 Pro:24時間 Business:無制限 Enterprise:無制限 |
Googleアカウント:60分 Basic:無制限 Business:無制限 Enterprise:無制限 教育機関向け:無制限 |
無料版の最大接続時間は、Zoomは最大40分、GoogleMeetは最大60分まで利用が可能です。制限時間を超えた場合、改めて部屋を作り直す必要があり、一度の会議時間が長いと感じたら、有料版に切り替えることをおすすめします。
有料版は、ZoomとGoogleMeetの両サービス共に、ZoomのPro(24時間制限)を除けば、無制限で利用できるので、ビジネス目的なら有償版は必須です。
まとめ
今回は、ZoomとGoogleMeetを徹底比較してみました。多くの企業がテレワークを利用しはじめてから、オンライン会議への注目は高まっています。そこで一番需要が高まっているのが、ZoomやSkypeなどのビデオ通話アプリやソフトです。すでにビデオ通話アプリとして利用者が多いアプリに追随して、世界的検索エンジンGoogleが開発した「GoogleMeet」。
技術開発が白熱する現在、それぞれのソフトやアプリがより質の高いサービスを提供するために、日々、機能の向上を続けています。どのサービスも得意不得意な部分があるため、そのときどきに合ったサービスを選ぶといいでしょう。