新型コロナウイルスの影響によってオンライン授業やリモート会議など、ビデオ通話を介したやりとりが世間に浸透し、同時にビジネスにおけるチャットツールの需要も高まりました。とはいえ、「ビジネスチャットツールの中でも何を使ったらいいのかわからない」「オススメのビジネスチャットツールがあったら教えてほしい」といった悩みもある事でしょう。

今回は種類と特徴を押さえてオススメのものを3点厳選させていただきました。本記事を読んで頂くと、仕事を充実させるために、あなたにとって最高なビジネスチャットツールがきっとわかるはずです。専門知識がない方でも、特にシェアが高く、機能が充実しているものを押さえて、自分にあったチャットツールを選ぶことができるような内容構成になっています。

ビジネスにおけるチャットの良さをメールと比較してみた

メールはビジネス上では基本となる連絡ツールですが、1対1のコミュニケーションをするためのものです。一方で、チャットでは、複数メンバーでのコミュニケーションを得意とし、リアルタイムに会話を進められる他、絵文字で意思疎通をすることで、柔らかい印象を与えることが出来るのも大きな利点です。

また、現代では、LINEを始めたチャットの利用率が非常に高まっており、使いやすいことも多いです。
お客様との連絡手段でメールの使用が主流となっていますが、よりスムーズな連絡手段としては、チャットの活用が効率的と言えるでしょう。

人気ビジネスチャットツール3選

①世界シェアナンバーワン「Slack」

なんといっても、世界的なシェアの高さと拡張性の大きさが特徴の一つです。グループや個別チャットの自由作成が可能で、メンバーがその中で会話を進めていきます。話題を整理しやすく、やり取りの検索や管理が簡単で、絵文字でリアクションができる点なども便利です。メール、ツイッター、Google、Skypeなど多くのSNSサービスとシステム連携から音声、ビデオ通話まで24時間いつでもどこでも対応しています。

また、グループ内で人事や機密情報を取り扱う際には、プライベートチャンネルとして「非公開設定」ができるので、情報の取り扱いも安心です

デメリットとしては、多機能すぎて、逆に細かい設定ができないということです。

料金は月額850円となっております。

ITに関心が高くSNSを積極的に使いこなしている方は、機能性、世界シェアナンバーワンということから、使い勝手もいいので、おすすめです。

②Office365ユーザーならこれしかない! 「Microsoft Teams」

こちらの最大の特徴は、同じMicrosoftが手掛けたWordやExcel、PowerPointとの連携が非常に楽なことです。Teams上でこれらOfficeアプリを起動すると、ファイルの閲覧だけでなく、共同編集も可能になるため非常に生産性が上がります。

Teamsでは、チャット機能のみならず、ビデオ通話機能まで兼ね備えているため、アプリの切り替えをする必要がありません。また、スマホアプリ、ブラウザ、デスクトップとインストール方法も様々です。自分にあった使い方を探してみましょう。

デメリットとしては、Office365を使っていない人には、あまり使うメリットがないことです。

料金は、無料プランと有料プランがあり、有料プランではそれぞれ月額で

○Business Basic:540円

○Business Standard:1360円

○E3:2170円

となっています。

有料プランでは、チャットと共同作業、音声/ビデオ通話の基本サービスに加え、金額に応じてサービスやセキュリティが充実し、ストレージの容量が大きくなります。

Office365のアプリを会議でよく使う方は、連携が非常に楽なことから、おすすめです。

③Chatwork

こちらは日本で生まれたビジネスチャットツールです。デザインもシンプルで見やすく、非常に使い勝手がいいです。

特徴の一つは、社外の人とのコミュニケーションが非常に取りやすいことです。IDを知っていれば誰でもつながることができ、個別チャットとグループチャットで目的によって使い分ける事ができます。

また、タスク管理、ファイル共有、音声・ビデオ通話を、パソコンやスマートフォンなどのマルチデバイスで利用できます。メッセージの削除、編集も可能で、大変機能が充実しています。

デメリットとしては、気軽にコミュニケーションがとれるあまり、量が大きくなってしまい、余計な時間やストレスをかけてしまう可能性があることです。

無料プランと有料プランがあり、有料では一人あたり月額が

○パーソナル:400円

○ビジネスプラン:500円

○エンタープライズ:800円

となっています。

金額に応じてストレージの増加、広告、ユーザー管理などのサービスが追加されます。

機能、操作性、価格のバランスがとれたものを使いたい方におすすめです。

まとめ

今回は、ビジネスチャットツールの種類と特徴を比較してみました。おすすめのツールの選び方は、

Slack:ITに関心が高くSNSを積極的に使いこなしている方

Microsoft teams:Office365を多用する方

Chatwork:機能、操作性、価格のバランスがとれたものを使いたい方

ご紹介したように、それぞれのアプリでのメリットデメリットがありました。ご自身の用途に合ったプランを検討し、ビジネスチャットツールを活用していきましょう。