新型コロナウイルスの影響によって、各企業は在宅勤務を余儀なくされる形となりました。各自作業は自宅で行い、会議はオンラインで行う。そんな企業が増加しています。

毎日数時間かかる出勤がなくなり、直接会わなくてもコミュニケーションがとれることの便利さを日々感じています。その一方で、オンライン独特の空気感やタイムラグに違和感や戸惑いを覚える社会人の方も少なくありません。

ただでさえ初対面だと緊張をすることがあるのに、オンラインでのコミュニケーションとなると、普段から話す友人や同僚でも、別人のように感じてしまうことがあります。オンラインでの話し合いは、対面で話すよりかえって緊張してしまうという方もいると思います。

そこで今回は、少人数でできるアイスブレイクゲームやネタをご紹介いたします。Zoomなどを使ってオンライン会議を行うとき、ホスト役や司会進行を務める人にオススメです。

本記事で扱った内容を実践していただければ、場が盛り上がり、円滑なコミュニケーションを生み出せること間違いなしです。ルールも簡単で誰でもすぐに楽しむことができるので、ぜひ試してみてください。

アイスブレイクゲームの名前の由来とオンライン会議での意義

アイスブレイクとは、緊張して固くなっている心や空気を氷に例えてそれを溶かす、壊すというものです。簡単なゲームや自己紹介を行い、ぎこちない雰囲気を和ませるための方法です。

アイスブレイクを取り入れることで参加者どうしのコミュニケーションがとりやすく、会議や研修中のレクリエーションでも会話がスムーズにできるようになります。

対面で会うことができない中で、生まれた独特の緊張感を和ませるためにも、アイスブレイクゲームはやらない理由がないと言ってもいいでしょう。

おすすめゲーム3つ

 

①ペアで自己紹介→ペアの他己紹介

やり方は至ってシンプルです。

まず、会議メンバーの中でランダムに2人のペアを組んでお互いに自己紹介をします。そして、その後全体で、先程自己紹介をし合ったペアのことを紹介します。

このゲームのメリットはなんといっても、最初のペアと近いコミュニケーションができるということです。2人だけになると、周りの目を気にすることなく、プライベートな話をすることもできます。普段話すきっかけがない人とも話せるチャンスにもなります。また、後に説明するという条件がつくことで、自主的に相手を深く理解しようとなります。他人のことを全体に紹介するときに、間違ったことは言えません。

会議ごとにテーマを決め、ペアの組み換えを行うと、より近いコミュニケーションをとることができ、信頼できる関係になること間違いなしです。

デメリットとしては、時間がかかることです。グループ分けもそうですし、本来なら全体に行う自己紹介だけで済むはずの時間にペアでの紹介の時間が加算されます。ですが、ほんの数分で打ち解けた雰囲気を作り、信頼できる関係を築くことができるのならば、やって損はありません。

是非、普通の自己紹介ではなく、ペアでの自己紹介と他己紹介を実践してみてください。

②流れ星

「流れ星」は、お題を3つ出して、紙にお題のイラストを書き、一斉に見せ合うゲームです。最初のお題は「流れ星」「月」「木」でやるのが一般的です。同じテーマで描いていても、テーマの受け取り方は人それぞれです。特に、お題が難しくなってくると、位置関係やサイズのバランス、絵のタッチなど、一人一人全く違う絵に仕上がっており、その違いに驚くことでしょう。

このゲームは、単に楽しむことができるだけでなく、言葉の受け取り方や表現の仕方は個性が如実に表現されており、多様性の必要性を実感できるゲームとなっています。この流れ星のおかげで、会議中、活発な意見交換ができることは間違いなしです。

③ワードウルフ

「ワードウルフ」は、人狼ゲームに似たワードゲームです。

まず進行役が、2つの似たようなお題を用意します(例えば、「ケチャップ」と「マヨネーズ」など)。そして、参加者を過半数の多数派と残った少数派に分け、それぞれのメンバーに個別にお題を伝えます。そして参加者は、話し合いをしながら、どのメンバーが少数派かを探り合っていきます。初めのうちは、自分が多数派か少数派かもわからないのですが、「調味料だよね」「なんにでもかけるひといるよね」などと絞り込んでいくうちに、だんだん自分の回答が多数派なのか、自分以外の人の回答が何なのか、見当がついていきます。ここで、例えば「赤いよね」と言ってしまうと、自分がその人と同じか違うかがわかってしまうので、情報が具体的すぎると危険です。ギリギリバレない情報を提示していくのがスリルがあって面白いです。

最後に回答を発表したときに、思わぬ勘違いに笑いが起きることも。場を和ませることができる、人気のアイスブレイクゲームです。

こちらはIOS, Android版でそれぞれスマホアプリとしてもリリースされているので、そちらをいれるのもおすすめです。

【見出し】まとめ

今回は、少人数でできるアイスブレイクゲームやネタについてまとめてみました。場が和んで、コミュニケーションが円滑になり、良い会議ができること間違いなしですので、是非活用してください。