今日の社会では昔と比べ、情報交換をする上で手紙や電話、FAXといった手段ではなく、メールやチャットといった手段が主流になりつつあります。
また、新型コロナウイルスの影響により、リモートワークという働き方も徐々に浸透し、さらにオンラインでのやり取りの需要が高まりつつあります。
そんな時代の流れに乗り遅れないような、現代社会に使われているビジネスチャットツール5選を金額、使いやすさ、導入数を比較しつつ、紹介していきます!
この記事をご覧になれば、どのチャットツールにしようか悩んでいる方も自分に合ったチャットツールを選択することができるでしょう。
目次
ビジネスチャットツールとは?
ビジネスチャットツールは、LINEやFacebookといったSNSがビジネス向けに改良されたものと考えれば分かりやすいでしょう。
時代の流れに合わせてこれからも普及しつつあり、現代の日本の会社の3割が導入していると言われています。
私たちが個人として使用するSNSよりも、
・個人チャットツールと比べ、セキュリティ面が優れている
・メッセージの検索・タグ付け・クラウドを介した膨大なデータ量のファイル管理機能付き
といった多彩な機能を備えています。
今までの電話や手紙といった情報交換手段では、個人の都合によりコンタクトを取る時間が中々取れないといった、様々な要因が重なり、頻繁にコミュニケーションをとることが難しいのが現状でした。それによってコミュニケーションに抜けや漏れが生じ、仕事に支障を来す場面も多々多くありました。
しかし、ビジネスチャットツールは個人の都合の良い時間に相手からの情報を確認することが
でき、コミュニケーションの、多くの不都合な面の問題を解決しました。
また、ビジネスチャットツールは会社のPCだけでなく自身のスマホでもメッセージのやり取りを確認できるので、会社以外の場所でもコンパクトに連絡を取ることができるというのも魅力の1つです。まだ導入されていない会社はビジネスチャットツールを導入することにより、今まで以上に滞りなく、仕事を円滑に進めることができるでしょう。
ビジネスチャットツールの種類 ①Chatwork
Chatwork(チャットワーク) は、国産のビジネスチャットツールです。今回紹介するビジネスチャットツールの中でも、2020年8月時点で約277000社が導入しており、日本では非常に人気が高く、有名です。また、ニーズに合わせた様々なプランが用意されているのも魅力の1つです。また、2020年7月頃にChatworkとWeb会議サービスの「Zoom」が連携し、Chatworkから簡単にZoomミーティングを開始できるようになり、快適にビデオ会議をおこなうことができるようにしました。【Chatwork(チャットワーク)の意外と知られていない便利機能・小技集はこちら】
Chatworkの特徴
・ファイル送受信が無制限であり、膨大なデータのやり取りが可能
・無料の通話、ビデオ通話機能が搭載されている
・タスク管理とファイル共有に優れている
月額料金プラン
・パーソナル・・・・・400円/月
・ビジネス・・・・・・500円/月
・エンタープライズ・・800円/月
ビジネスチャットツールの種類 ②Slack

今回紹介する5つの内、一番月額料金の高いビジネスチャットツールとなります。しかし、多彩な機能を備えた無料プランなどもあり、高い料金に見合った高い機能性や使いやすさ、他にはないメリットがございます。また、日本国内だけでなく、100カ国以上の国の人々に愛用されており
世界で人気No.1のビジネスチャットツールとなります。
Slackの特徴
・世界で人気No.1のビジネスチャットツール
・様々なフォーマットのファイルを送信のやりとりが可能
・1,500以上の外部サービスと連携
・無料の通話、ビデオ通話機能が搭載されている
月額料金プラン
- 無料 ※各種制限あり
- スタンダード・・960円/月
- プラス・・・・・1,800円/月
ビジネスチャットツールの種類 ③Microsoft Teams

Microsoft社の提供するTeamsは「Office 365」のチームコラボレーションサービスです。
また、会社などの企業だけではなく大学や高専といった教育機関においても使用されています。
画面共有やビデオ通話といった機能を利用したオンライン授業もTeamsを介して行われているそうです。他のビジネスチャットツールと比べ、使いにくいと評価されているものの、様々な機能を備えており仕事のやり取りをする上では十分な性能を持ち合わせております。
Officeユーザー(月額860円)ならWordやExcel、OneDriveなどのビジネスツールも併用することができるのでオススメです。
Microsoft Teamsの特徴
・WordやExcelといったoffice製品と連携可能
・無料の通話、ビデオ通話機能が搭載されている
・画面共有機能も搭載されており、オンライン会議向け
月額料金プラン
- 無料 ※各種制限あり
- Office 365ユーザー ・・・860円/月
ビジネスチャットツールの種類 ④Discord

使用者数2億5,000万人と、世界中の人々に愛用されているDiscordですが、ゲームチャットなどの個人で使用しているイメージがあるのではないでしょうか。しかし、無料でありながらslackやChatworkといったビジネスチャットツールの機能が搭載されており、様々な企業で導入されつつあります。アカウントを持っている人とならサーバーと無関係に誰とでも「フレンド」になれるSNSのようなオープンな構造が特徴です。また、botと呼ばれる自動化ツールも搭載されており、テキストを自動で読み上げたりなどの小回りの効いたこともできるのが特徴です。
デメリットを挙げると、他のビジネスチャットツールには搭載されているオンラインストレージが用意されていない点ぐらいです。
Discordの特徴
・相手がオンライン、オフライン状況を確認できる
・コミュニティの機能が充実
・Web版をはじめマルチプラットフォームに対応
月額料金プラン
・基本無料
ビジネスチャットツールの種類 ⑤LINE WORKS

日本で最も利用されているビジネスチャットツールの一つである、LINE WORKSは個人のコミュニケーションアプリ「LINE」のビジネス向けに改良されたツールです。最大200人とのビデオ通話や音声通話機能、スケジュール管理や画面共有などの、「LINE」には備わっていない機能が多々多くあり、セキュリティ面でも優れています。
LINE WORKSの特徴
・個人チャットツール「LINE」のように優れたトーク、カレンダー共有機能
・コミュニケーションを円滑に進めるスタンプ機能
・無料の通話、ビデオ通話機能が搭載されている
月額料金プラン
・無料 ※各種制限あり
・ライト・・・・・300円/月
・ベーシック・・・500円/月
・プレミアム・・・1,000円/月
最後にテーブルで比較してみた
月額料金 | 利用者数 | 特徴 | 機能性 | |
Chatwork |
【無料プラン】※各種制限あり 【パーソナル】400円/月 【ビジネス】500円/月 【エンタープライズ】800円/月 |
27万社以上が導入 | 日本人気No.1のビジネスチャットツール | 無料の通話、ビデオ通話機能が搭載されている。タスク管理とファイル共有に優れている。 |
slack |
【無料プラン】※各種制限あり 【スタンダード】960円/月 【プラス】1,800円/月 |
1,000万人以上 | 世界人気No.1のビジネスチャットツール | 1,500以上の外部サービスと連携可能。無料の通話、ビデオ通話機能が搭載されている。 |
Microsoft Teams |
【無料プラン】※各種制限あり 【Office365ユーザー】860円/月 |
7,500万人以上 | 利用できる国と地域は181カ所、53言語をサポート | WordやExcelといったoffice製品と連携可能。無料の通話、ビデオ通話機能が搭載されている。 |
Discord | 基本無料 | 2億5000万人以上 | ゲームチャットなど個人利用者が多い。SNSのようなオープン構造。 | Web版をはじめマルチプラットフォームに対応。コミュニティ機能が充実。 |
LINE WORKS |
【無料プラン】※各種制限あり 【ライト】300円/月 【ベーシック】500円/月 【プレミアム】1,00円/月 |
10万社以上が導入 | LINEのように気軽に操作。見慣れた表示画面で使いやすい。 | 最大200人とのビデオ通話や音声通話機能、スケジュール管理や画面共有など。 |
今回は「Chatwork」、「slack」、「Microsoft Teams」、「Discord」、「LINE WORKS」の5つのビジネスチャットツールを
・月額料金
・導入社数(利用者数)
・特徴
・機能性
で比較してみました。
※大まかな目安なので参考程度にご参照ください。
まとめ
・様々なコンテンツが搭載されており、機能性を重視したいという方は「Slack」がおすすめです。
・SNSの扱いに慣れておらず、ビジネスチャットの敷居の高さを感じてしまう人は
「LINE WORKS」がおすすめです。
・WordやExcelなどのOffice365のソフトとビジネスチャットツールを併用したいという方は「Teams」がおすすめです。
・どのビジネスチャットツールに迷っており、検討がつかない方は国内利用社数No.1の「Chatwork」がおすすめです。