Slackって機能が多くて使いこなすのが大変ですよね。Slack自身機能が多い上にその他のアプリと連携させれば工夫次第で無限に覚えることが増えていきます。ただSlackの数多ある機能のうち知ってるだけですぐに使えこなせるようになる機能もあります。今回の記事ではSlackを初めて使う方向けに知っているだけですぐに使える機能や小技をご紹介します。

Slackとは?

Slackとは、アメリカの上場企業であるSlack Technology社が開発したビジネス用チャットツールです。ビジネス用チャットツールと言えば日本ではChatworkがよく使われていますが、Chatworkの全世界ユーザー数が約270万に対して、Slackでは全世界ユーザー数が1000万人超えていることから、世界的にはSlackのほうが主流です。元々Glitchというゲーム映像を配信するサービスを展開していたスタッフ達が社内用で使用していたツールですが、これがSlackとして商用化され誰でも使用できるようになりました。

もちろん基本使用料は無料です。無料でも、直近のメッセージは10,000件まで表示できますし、ワークスペースでのストレージも5GBまでファイルを追加できます。

また、Slackはその他多くのチャットツールとは違い、TwitterやGoogle Drive等様々なアプリと連携できる点も大きな特徴の一つです。

例えば、Google Spread Sheetを使用する場合、どの書類を誰と共有しているのか数が多くなるとわからなくなることがあります。

その点、Google Driveと連携しておけば日付や時間毎に誰から権限のリクエストが来て、いつ許可を出したのか分かりやすくなります。

このようにSlack自身が持つチャット機能にその他の優れたアプリを連携させることで、自分のルーティンワークが自動化されて便利になるケースがありますので、Slackを使用されていない方は是非一度使ってみてください。

Slackでできる便利機能

Slackはその他のアプリと連携できるだけではなく、Slack自身優れた機能がいくつかあります。

優秀な検索機能

Slackには他のチャットツールにはない優秀な検索機能があります。

Slack画面上部にある「Search」に「from」と打ち込み、「before」もしく「はafter」と打つと、yesterdayか、年月等絞って検索することができます。

from afterで指定した日付以降のファイル、メッセージを検索できる。

例「from after:2019」「from after:September」

from beforeで指定した日付以前のファイル、メッセージを検索できる。

例「from after:2019」「from after:September」

from onで指定した日付を検索できる

例「from on:Yesterday」「from on:Today」

from duringで指定した期間を検索できる

例「from during:September」from during:2020

注意:日付を指定する場合は米国ローカル方式(MM/DD/YYYY)か、国際標準方式(YYYY/MM/DD)を使用してください。

他にも、「in @ユーザー名」で指定のユーザーとの会話を検索出来たり、「has:link URL」で特定のURLを含む会話を検索することもできます。

Slack持ち前の軽さに検索機能を使えば、いつもより早く業務をこなすことができるでしょう。

To Do Listにもなるremind機能

Slackには/remindと打つことでボットが規則に従って自動でリマインドしてくれる機能があります。

例えば /remind me to meeting at 3pm Sundayと打てば

「I will remind you to “meeting” at 9AM Monday, October 5th.」

と返してくれることでしょう。

そうすれば10月5日に自動的にリマインドしてくれます。

その当日にリマインドしたい場合は以下のように打てばボットが対応してくれます。

/remind me to meeting today 9:19PM

この場合当日の9時19分PMになった時点で、ボットがリマインドしてくれることでしょう。

また、リマインダーが増えるととどういうスケジュールとなっているのか分からなくなることもありますよね。そういう時は、「/remind list」と打てばセッティングされてあるリマインドのリストが全て確認できます。

リストを表示した後、CompleteするかDeleteするか選択することもでき、Completeを選んだ場合、何が完了して何が完了していないか等も確認できるので、To Do Listとしても利用できます。

Slackでできる小技4選

Slackでは、できるだけマウスを使わずに作業をショートカットできる小技がたくさんあります。ここでは、Slackでできる小さな技をいくつか紹介いたします。

①「*」を使って太字にできる。

書き込みを強調させたい時は普通は太字にしたい部分を範囲指定して「B」ボタンを押すか、範囲指定してCtrlキー+Bを押せば協調できますが、範囲指定が面倒くさい時がありますよね。そういう時は、*で強調したい文字を挟んでやれば太字にできます。

②「>」を使って引用風にする。

>をタイピングする沖に打ってやれば、|が冒頭に出るようになって引用風になります。

③「“`」を使って長文事強調させる。

長文を書いてメンバーに確認してほしい時とかありますよね。そういう時は“`で長文を挟めば挟んだ長文がグレーに変わるので分かりやすいです。

④「/」を使って自分のステータスを変更。

自分の状態をこまめに変更するには自分のアイコンまでマウスを持っていって、「Update your status」から変更できますが、それすら面倒くさい場合はチャット画面から/を押せば自分のステータスを指定できます。また、/msg @ユーザー名とすれば、特定のユーザーにすぐDMを送ることもできます。

まとめ

今回の記事では知ってるだけで仕事が速くなるSlackの便利な機能や小技についてご紹介いたしました。SlackはTwitterやGoogle Drive,DropboxやZoom等様々な優秀なアプリと連携できます。是非いろいろ試して自分にあった使い方を探してみましょう。

Chatworkの小技・便利機能についてはこちら