新型コロナウイルスの影響によってオンライン授業やリモート会議、テレワークなどのビデオ通話を介したやりとりが世間に浸透しました。
なかでも大きな影響を与えたのが、企業間での取引です。今までは、相手の方と実際に会ってお話することが一般的だったものが、Zoomなどのチャットツールを介した商談が増えてきました。そこで必要になってくるのが、オンラインでの名刺交換です。紙名刺を交換することができなくなった現在、データで管理できる名刺は必要不可欠です。オンライン名刺は名前や会社名だけでなく、様々な機能を兼ね備えています。
今回はそんな需要の高まりつつある、オススメのオンライン名刺アプリの中でも、業界最大手「Sansan」の提供する、個人向け名刺アプリ「Eight」に絞って無料版と有料版の違いを比較してみました。
Eightのレビュー記事も併せてご覧ください。オンライン名刺アプリ「eight」を使ってみた感想レビュー
目次
無料版と有料版を比較してみた
出典:Eight
個人向け名刺アプリ「Eight」は、基本的に無料で使えるのですが、個人向け有料版「Eightプレミアム」と企業向け有料版の「企業プレミアム」があります。「Eight」は個人で使われることが非常に多いということを踏まえて、今回は通常版「Eight」と「Eightプレミアム」について徹底比較していきます。
(「Eightプレミアム」の費用は月額480円、1年契約で年4800円となっています)
「Eight」は無料版でもかなり使いやすいですが、有料版にすることで様々な機能が付き、オンラインでの名刺交換をよりスムーズにしてくれます。
「Eightプレミアム」によってアップグレードされる項目は以下の通りです。
・データ量と処理スピード
・画像メモ
・お礼メールの無制限化
・電話帳アプリとの連携
・Eight scan β版
・名刺データの一括ダウンロード機能
となっております。それぞれ順を追って解説します。
データ量と処理スピード
無料版でも、保存できる名刺の枚数は同じですが、一つの名刺に載せられる項目数には制限があります。
《無料版》
・氏名
・会社名
・電話番号
・メールアドレス
《有料版》
・氏名
・会社名
・電話番号
・メールアドレス
・郵便番号
・住所
・部署
・役職
このように、無料版では設定できる項目が4つと限定的ですが、有料版にすることで、かなり多くの情報を網羅することができます。
また有料版では、データ化されるスピードが無料版に比べ3分の1となっており、最優先に名刺を作ることができます。
画像メモ
自分が所有している名刺のメモ機能に、画像を追加してアップロードすることができます。文字だけではわかりにくい情報を記憶しておきたいときに、非常に便利です。
こちらは「Eightプレミアム」の限定機能です。
お礼メールの無制限化
Eightでは名刺を読み取り、他人とつながることができるのですが、そこでお礼メールといったチャットでコミュニケーションをとることができます。無料版ではm5回までしか送ることができないのですが、「Eightプレミアム」では何回でも送ることができ、コミュニケーションをより円滑にしてくれます。
連絡先アプリとの連携
自分とつながっているユーザーや登録した他人の名刺情報をスマートフォンの電話帳アプリに動悸することができます。電話帳アプリで連絡先を管理している方には非常に便利な機能です。注意点は、データ化中の名刺、氏名が入力されていない名刺、名刺交換がリクエスト中でまだつながっていないユーザーの名刺情報は登録できないことです。
こちらは、「Eightプレミアム」限定機能です。
Eight scan β版
自宅や職場にあるパソコンと対応スキャナーを接続して、得られたデータをEightに送ることができます。登録された名刺は、スマートフォンから撮影した名刺と同様に、AI+人によって入力されます。対応しているスキャナーはScanSnapシリーズに限られているので、注意してください。
こちらは、「Eightプレミアム」限定機能です。
名刺データの一括ダウンロード機能
登録した名刺情報を無制限でContactXMLまたは、CSV形式でダウンロードすることができます。名刺に記載のメールアドレスや住所がそのままリスト化されるので、年賀状やDMの宛名リストを作るのに役立ちます。また、ContactXML形式でダウンロードしたデータは[筆王][筆まめ][宛名職人]などの宛名ソフトにインポートすることができ、すぐにはがきを作成することができます。
こちらも、「Eightプレミアム」限定機能です。
「Eightプレミアム」のメリット、デメリット
ここまで「Eight」の無料版と有料版の違いを比較してみましたが、かなりの違いがありました。そこで、有料版である「Eightプレミアム」のメリットとデメリットをまとめます。
「Eightプレミアム」のメリット
メリットはなんといっても機能が豊富なことです。情報の網羅性が非常に高く、スムーズに相手の方と名刺交換ができます。またScanSnapとの連携が可能なので、ScanSnapユーザーでしたら、システム連結が非常に容易で快適です。
「Eightプレミアム」のデメリット
デメリットは、途中で無料版に戻すと使えなくなる機能が出てくるところです。名刺データそのものはなくなりませんが、電話帳との連結機能やダウンロードができなくなってしまいます。あとは、どうしてもお金がかかってしまうところです。
まとめ
今回は、オンライン名刺の個人名刺管理アプリ「Eight」の無料版と有料版の違いを比較してみました。
ご紹介したように有料版である「Eightプレミアム」には料金に相応した便利機能がたくさん搭載されています。細かい設定の変更も行うことができ、人や自分の個人情報の管理もしやすいつくりになっています。
細やかに設定を行い、自分に合った使い方をしていくためにも、プランの違いや機能の設定の変え方なども知っておくことがおすすめです。ご自身の用途に合ったプランを検討し、より一層オンライン名刺を活用していきましょう。